OVERVIEW
この記事について
結婚したいのか、したくないのか。したいとして、何が引っかかっているのか。この記事では、未婚の43,529人が答えた結婚意欲と、その人たちが挙げた「結婚へのハードル」「結婚より優先したいこと」を、多い順に並べて見ていきます。
この記事でわかること
- check_circle 結婚を希望する人と、するつもりがない人の割合
- check_circle 結婚のハードルとして挙げられたものの順位
- check_circle 結婚より優先度が高いとされたことの順位
出典: こども家庭庁「若年世代に関する総合的な調査」(令和8年度)
未婚者を対象として集計。離死別を含まない。有効回答数43,529人。
結婚のハードルは「あなたが今後結婚するとしたら、どのようなことが結婚のハードルになると思いますか。以下の項目のうち、あてはまるものをすべてお選びください。」という設問。複数回答。
結婚より優先されるものは「あなた自身の今の生活において、結婚よりも優先度が高いことはどれですか。あてはまるものをすべて選んでください。」という設問。複数回答。
QUIZ
まずはクイズに挑戦
Q.
未婚の人に「結婚より優先度が高いこと」を聞いたとき、1位になったのはどれでしょう?
ANSWER
クイズの答え
答え合わせ
正解は「余暇・趣味を楽しむこと」でした。
「余暇・趣味を楽しむこと」が50.8%で、13項目のなかで唯一5割を超えました。2位は「自分の体調や精神的余裕」37.7%、3位が「社会的に安定した収入・仕事の確保」36.6%。お金より先に、自分の時間と心身の余裕が来ています。結婚が「それを削るもの」と受け取られているとしたら、伝え方を変える余地がありそうです。
ANALYSIS
データで詳しく見る
結婚意欲
数値で見る
| 項目 | 回答割合 |
|---|---|
| すぐにでも結婚したい | 9.5% |
| 2~3年以内に結婚したい | 10.3% |
| 5年以内に結婚したい | 7.7% |
| いずれは結婚したい | 37.5% |
| 結婚するつもりはない | 35.1% |
未婚者が対象。n=43,529。 出典: こども家庭庁「若年世代に関する総合的な調査」(令和8年度)
もっとも多いのは「いずれは結婚したい」で37.5%。「すぐにでも」「2〜3年以内」「5年以内」を合わせると、時期はさまざまでも結婚を希望する人は65.0%になります。
一方で「結婚するつもりはない」も35.1%。単独の回答としては「いずれは結婚したい」に次ぐ多さで、およそ3人に1人です。
「すぐにでも結婚したい」は9.5%。10人に1人が、今まさに動き出せる状態にあるということでもあります。
結婚へのハードル
数値で見る
| 項目 | 回答割合 |
|---|---|
| 安定した結婚生活を送れる収入への不安 | 40% |
| 自由な時間がなくなる・趣味時間の短縮 | 34.4% |
| 結婚したいと思える人がいない | 32.6% |
| 結婚のための住居や住居資金の不足 | 30.1% |
| 家事や子育て分担の偏り | 27% |
| 人との関係性づくり | 25.9% |
| 年齢 | 23.7% |
| 結婚したいとは思わない | 19.7% |
| 健康の不安 | 18.2% |
| キャリアの継続やキャリアアップ | 17.3% |
| 周囲の精神的・身体的サポートのなさ | 10.9% |
| 奨学金の返済や学業資金の負担 | 9.5% |
| 親との同居や扶養の必要性 | 8.8% |
| こどもの存在(シングルファザー・マザー) | 5.8% |
| 親の承諾が得られない | 5% |
| ハードルはない | 4.2% |
| その他 | 1.6% |
未婚者が対象。複数回答。n=43,529。 出典: こども家庭庁「若年世代に関する総合的な調査」(令和8年度)
1位は「安定した結婚生活を送れる収入への不安」で40.0%。2位の「自由な時間がなくなる・趣味時間の短縮」34.4%、3位の「結婚したいと思える人がいない」32.6%が続きます。
お金(収入40.0%、住居資金30.1%)、時間(34.4%)、出会い(32.6%)の3つが上位に並び、ここまでが3割台です。
「ハードルはない」と答えた人は4.2%。ほとんどの人が、何かしら引っかかるものを挙げています。
結婚より優先されるもの
数値で見る
| 項目 | 回答割合 |
|---|---|
| 余暇・趣味を楽しむこと | 50.8% |
| 自分の体調や精神的余裕 | 37.7% |
| 社会的に安定した収入・仕事の確保 | 36.6% |
| 将来への経済的な備え(貯蓄・投資等) | 28.7% |
| 友人・知人との関わり・つながり | 23.6% |
| 家族との関わり・つながり | 23.3% |
| 今の収入・仕事の水準を現状維持すること | 19.1% |
| 仕事での昇進・転職・スキルアップ | 17.7% |
| 住みやすさの向上や維持(居住環境の改善) | 17.6% |
| 学業・資格取得 | 17.4% |
| 今自分が持っている仕事に力を注ぐこと | 14.5% |
| 結婚より優先度が高いことはない | 10.3% |
| 社会との関わり(地域活動、仕事以外での役割等) | 7% |
未婚者が対象。複数回答。n=43,529。 出典: こども家庭庁「若年世代に関する総合的な調査」(令和8年度)
「余暇・趣味を楽しむこと」が50.8%で突出しています。2位「自分の体調や精神的余裕」37.7%とは13ポイントの差です。
仕事やお金にまつわる項目(収入・仕事の確保36.6%、経済的な備え28.7%、現状維持19.1%、昇進・転職17.7%)は、どれも趣味より下に並びます。
「結婚より優先度が高いことはない」と答えた人は10.3%。裏を返せば、9割近くの人には結婚より先に置きたいものがある、ということになります。
SUMMARY
まとめ
- check_circle 未婚者のうち、時期を問わず結婚を希望する人は65.0%。「結婚するつもりはない」は35.1%
- check_circle ハードルの上位は収入(40.0%)、自由な時間(34.4%)、出会い(32.6%)
- check_circle 結婚より優先したいことの1位は「余暇・趣味を楽しむこと」50.8%
結婚したい人のほうが多い。でも、その前に守りたいものがある。この2つは矛盾しません。趣味や自分の時間を手放さずに済む形を一緒に考えるところから、婚活は始められます。