SERIES 01 ・ No.14

SNSと、どう付き合ってる?

公開日 2026年10月1日

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OVERVIEW

この記事について

SNSへの向き合い方は、世代でずいぶん違います。この調査は「つながりができる」「使いすぎてしまう」「こどもの利用は制限すべき」など13の質問を聞いていて、年齢が上がるほど下がる項目と、逆に上がる項目がきれいに分かれました。

この記事でわかること

  • check_circle SNSを役に立つと感じている人の割合と、その年代差
  • check_circle 使いすぎや情報の偏りをどう受け止めているか
  • check_circle こどものSNS利用への考え方が、年齢でどう変わるか

出典: こども家庭庁「若年世代に関する総合的な調査」(令和8年度)

図表45。SNS利用に関する考え方。

それぞれの設問に対して「あてはまる」又は「どちらかといえば、あてはまる」と回答した者の割合。

quiz

QUIZ

まずはクイズに挑戦

Q.

「SNSの投稿をみて、自分の状況と比較して落ち込むことがある」と答えた15〜19歳の女性は、どれくらいいると思いますか?

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ANALYSIS

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SNS利用に関する考え方(男女・年齢階級別)

単位: % 上位3件 下位3件
質問項目男性女性
15-1920-2425-2930-3435-3915-1920-2425-2930-3435-39
SNSで、他者とのつながりができる71.159.751.745.840.075.766.557.753.947.7
SNSは、関心のある情報を入手できる80.472.968.966.263.084.881.275.977.876.6
SNSは、自分の勉強・仕事やキャリア形成に役立つ67.552.847.140.935.873.963.552.847.441.6
ついSNSを使い過ぎて、他の大切なことをする時間がなくなってしまう73.061.954.250.245.079.670.964.264.158.9
SNSの情報は、偏っていると思う74.070.063.463.660.480.077.271.673.071.2
SNSの情報は、有害なものが多いと思う61.858.851.850.347.063.257.352.850.547.2
SNSに出ている情報が嘘であっても、自分では気づかず信じてしまうときがある54.846.143.641.937.562.956.651.350.049.2
SNSの投稿をみて、自分の状況と比較して落ち込むことがある45.440.335.330.625.458.454.348.246.238.7
詐欺や闇バイトなどの被害にあってしまう19.819.520.619.618.520.619.419.419.318.2
SNSの使い方について、家庭に任せるのではなく社会全体としてルールを作るべきだ49.548.144.546.045.250.851.848.750.051.3
一定年齢以下のこどもは、SNSの利用を制限する必要がある53.256.254.255.256.459.768.165.869.771.7
どれくらいの時間、こどもがSNSを利用するかは、制限したほうがいい52.754.251.454.155.056.364.963.568.270.2
一定時刻以降(深夜など)は、こどものSNS利用を制限する必要がある54.455.753.756.657.659.766.966.070.973.1

緑は各項目の上位3グループ、赤は下位3グループ。 出典: こども家庭庁「若年世代に関する総合的な調査」(令和8年度)

13項目は、年齢とともに下がるものと上がるものにはっきり分かれます。下がるのは「他者とのつながりができる」(男性71.1%→40.0%)「勉強・仕事やキャリア形成に役立つ」(67.5%→35.8%)など、SNSの効用に関する項目です。

逆に上がるのは、こどもの利用に関する3項目。「一定年齢以下のこどもは、SNSの利用を制限する必要がある」は女性で59.7%から71.7%へ、「一定時刻以降は制限」も59.7%から73.1%へ上がります。使う側から、見守る側へ立場が移っていくということです。

どの年代でもほぼ変わらないのは「詐欺や闇バイトなどの被害にあってしまう」で、男女・全年代が18.2〜20.6%の範囲に収まります。

【男性】SNS利用に関する考え方

低い 高い (10〜90%)
質問項目15-19歳20-24歳25-29歳30-34歳35-39歳
SNSで、他者とのつながりができる7160524640
SNSは、関心のある情報を入手できる8073696663
SNSは、自分の勉強・仕事やキャリア形成に役立つ6853474136
ついSNSを使い過ぎて、他の大切なことをする時間がなくなってしまう7362545045
SNSの情報は、偏っていると思う7470636460
SNSの情報は、有害なものが多いと思う6259525047
SNSに出ている情報が嘘であっても、自分では気づかず信じてしまうときがある5546444238
SNSの投稿をみて、自分の状況と比較して落ち込むことがある4540353125
詐欺や闇バイトなどの被害にあってしまう2020212019
SNSの使い方について、家庭に任せるのではなく社会全体としてルールを作るべきだ5048454645
一定年齢以下のこどもは、SNSの利用を制限する必要がある5356545556
どれくらいの時間、こどもがSNSを利用するかは、制限したほうがいい5354515455
一定時刻以降(深夜など)は、こどものSNS利用を制限する必要がある5456545758
数値で見る
項目15-19歳20-24歳25-29歳30-34歳35-39歳
SNSで、他者とのつながりができる71.1%59.7%51.7%45.8%40%
SNSは、関心のある情報を入手できる80.4%72.9%68.9%66.2%63%
SNSは、自分の勉強・仕事やキャリア形成に役立つ67.5%52.8%47.1%40.9%35.8%
ついSNSを使い過ぎて、他の大切なことをする時間がなくなってしまう73%61.9%54.2%50.2%45%
SNSの情報は、偏っていると思う74%70%63.4%63.6%60.4%
SNSの情報は、有害なものが多いと思う61.8%58.8%51.8%50.3%47%
SNSに出ている情報が嘘であっても、自分では気づかず信じてしまうときがある54.8%46.1%43.6%41.9%37.5%
SNSの投稿をみて、自分の状況と比較して落ち込むことがある45.4%40.3%35.3%30.6%25.4%
詐欺や闇バイトなどの被害にあってしまう19.8%19.5%20.6%19.6%18.5%
SNSの使い方について、家庭に任せるのではなく社会全体としてルールを作るべきだ49.5%48.1%44.5%46%45.2%
一定年齢以下のこどもは、SNSの利用を制限する必要がある53.2%56.2%54.2%55.2%56.4%
どれくらいの時間、こどもがSNSを利用するかは、制限したほうがいい52.7%54.2%51.4%54.1%55%
一定時刻以降(深夜など)は、こどものSNS利用を制限する必要がある54.4%55.7%53.7%56.6%57.6%

出典: こども家庭庁「若年世代に関する総合的な調査」(令和8年度)

男性は15〜19歳の列がもっとも濃く、右へいくほど薄くなります。「関心のある情報を入手できる」80.4%、「ついSNSを使い過ぎて、他の大切なことをする時間がなくなる」73.0%、「情報は偏っていると思う」74.0%と、効用も副作用も若い世代のほうが強く感じています。

例外がこどもの利用に関する3行で、ここだけは右へいくほどわずかに濃くなります。

【女性】SNS利用に関する考え方

低い 高い (10〜90%)
質問項目15-19歳20-24歳25-29歳30-34歳35-39歳
SNSで、他者とのつながりができる7667585448
SNSは、関心のある情報を入手できる8581767877
SNSは、自分の勉強・仕事やキャリア形成に役立つ7464534742
ついSNSを使い過ぎて、他の大切なことをする時間がなくなってしまう8071646459
SNSの情報は、偏っていると思う8077727371
SNSの情報は、有害なものが多いと思う6357535147
SNSに出ている情報が嘘であっても、自分では気づかず信じてしまうときがある6357515049
SNSの投稿をみて、自分の状況と比較して落ち込むことがある5854484639
詐欺や闇バイトなどの被害にあってしまう2119191918
SNSの使い方について、家庭に任せるのではなく社会全体としてルールを作るべきだ5152495051
一定年齢以下のこどもは、SNSの利用を制限する必要がある6068667072
どれくらいの時間、こどもがSNSを利用するかは、制限したほうがいい5665646870
一定時刻以降(深夜など)は、こどものSNS利用を制限する必要がある6067667173
数値で見る
項目15-19歳20-24歳25-29歳30-34歳35-39歳
SNSで、他者とのつながりができる75.7%66.5%57.7%53.9%47.7%
SNSは、関心のある情報を入手できる84.8%81.2%75.9%77.8%76.6%
SNSは、自分の勉強・仕事やキャリア形成に役立つ73.9%63.5%52.8%47.4%41.6%
ついSNSを使い過ぎて、他の大切なことをする時間がなくなってしまう79.6%70.9%64.2%64.1%58.9%
SNSの情報は、偏っていると思う80%77.2%71.6%73%71.2%
SNSの情報は、有害なものが多いと思う63.2%57.3%52.8%50.5%47.2%
SNSに出ている情報が嘘であっても、自分では気づかず信じてしまうときがある62.9%56.6%51.3%50%49.2%
SNSの投稿をみて、自分の状況と比較して落ち込むことがある58.4%54.3%48.2%46.2%38.7%
詐欺や闇バイトなどの被害にあってしまう20.6%19.4%19.4%19.3%18.2%
SNSの使い方について、家庭に任せるのではなく社会全体としてルールを作るべきだ50.8%51.8%48.7%50%51.3%
一定年齢以下のこどもは、SNSの利用を制限する必要がある59.7%68.1%65.8%69.7%71.7%
どれくらいの時間、こどもがSNSを利用するかは、制限したほうがいい56.3%64.9%63.5%68.2%70.2%
一定時刻以降(深夜など)は、こどものSNS利用を制限する必要がある59.7%66.9%66%70.9%73.1%

出典: こども家庭庁「若年世代に関する総合的な調査」(令和8年度)

女性は13項目中12項目で、同じ年代の男性を上回ります。とくに差が大きいのが「SNSの投稿をみて、自分の状況と比較して落ち込むことがある」で、15〜19歳では女性58.4%に対し男性45.4%。35〜39歳でも女性38.7%に対し男性25.4%と、13ポイントの差が続きます。

「関心のある情報を入手できる」は35〜39歳でも76.6%と高いまま。男性(63.0%)とは13.6ポイントの開きがあり、年齢が上がってもSNSを情報源として使い続けています。

こどもの利用制限に関する3項目はすべて女性のほうが高く、35〜39歳では7割を超えます。

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SUMMARY

まとめ

  • check_circle SNSの効用を感じる人は、年齢が上がるほど減る。10代と30代後半で30ポイント前後の差
  • check_circle こどもの利用制限に賛成する人は、逆に年齢とともに増える
  • check_circle 「投稿を見て落ち込む」は女性が一貫して13ポイント前後高い

同じSNSでも、見えている景色は世代でまったく違います。相手の使い方を否定する前に、どんな付き合い方をしているのかを聞いてみるところからです。

データだけでは決められないことも、
一緒に整理できます。

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